緊急避妊薬の副作用と安全性について
·執筆・編集責任: 加藤 琢也 (薬剤師・Rescue Pill運営責任者)
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緊急避妊薬の安全性
緊急避妊薬(レボノルゲストレル)は世界で広く使われています。日本のOTC製品を使用する際は、現行の一般用医薬品説明文書と薬剤師の説明を優先してください。
症状の現れ方には個人差があります。持病、治療中の病気、薬によるアレルギー歴がある場合は、服用前に薬剤師へ伝えてください。
起こりうる副作用
服用後に以下の症状が現れることがあります。現行の一般用医薬品説明文書は、これらの症状が現れた場合、説明文書を持って医師または薬剤師へ相談するよう案内しており、治まるまでの一律の期間は示していません。
服用後に現れることがある症状
- 吐き気・嘔吐、下腹部痛、下痢、腹痛
- 頭痛、眠気、めまい、不安
- 不正性器出血、月経異常(月経過多、月経遅延)
- 貧血、倦怠感・疲労、浮遊感、口のかわき、熱感、手足のむくみ、乳房圧痛
症状が現れた場合の相談
「自然に治る」と自己判断せず、製品名と服用時刻を伝え、説明文書を持って医師または薬剤師へ相談してください。服用後に吐いてしまったら
服用後2時間以内に嘔吐した場合は、薬の成分が十分に吸収されていない可能性があります。
対処法: 医療機関または薬局に連絡し、再度服用が必要か相談してください。
生理の変化と妊娠確認
服用後は、生理の時期や出血量に変化が出ることがあります。現行の一般用医薬品説明文書では、次のいずれかに当てはまる場合、説明文書を持って医師または薬剤師へ速やかに相談するよう案内しています。
- 予定される時期から7日以上生理が来ない
- 生理が予定より早く来た、または出血量がいつもと異なる
- 生理時・妊娠初期にもみられる出血、頭痛、吐き気、倦怠感、眠気などが7日以上続く
使用上の注意
使用できない人
- 本剤の成分に対しアレルギーのある人
- 肝臓病と診断されている人
- 妊娠検査で陽性だった人など、すでに妊娠が成立している人
授乳中の人
現行の一般用医薬品説明文書では、授乳中は本剤を使用しないか、服用後少なくとも24時間は授乳を避けるよう案内しています。服用前に授乳中であることを薬剤師へ伝え、授乳再開の時期も確認してください。服用前に薬剤師へ相談する人
- 医師の治療を受けている人
- 心疾患のある人
- 腎障害のある人
- 重い消化器疾患のある人
他の薬との飲み合わせ
以下の薬と併用すると、緊急避妊薬の効果が弱まる可能性があります:
- 抗てんかん薬(フェノバルビタール、フェニトインなど)
- 抗結核薬(リファンピシン)
- HIV治療薬の一部
- セントジョーンズワート(サプリメント)
長期的な影響はある?
WHOは、緊急避妊薬が将来の妊孕性を損なわず、服用後の妊孕性の回復を遅らせないとしています。
反復使用自体は一律に禁止されていませんが、通常の避妊法として使う薬ではありません。繰り返し必要になる場合は、薬剤師または医師に継続的な避妊方法を相談してください。
まとめ
承認用法どおりに服用しても副作用が現れることがあります。症状が現れた場合は、説明文書を持って薬剤師または医師へ相談してください。
正しい知識を持って使用することで、安心して緊急避妊に臨むことができます。
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